バイオフィリックデザイン レポート

Biophilia / バイオフィリア

私たちヒキダシグリーンカンパニーはバイオフィリア/ Biophiliaをベースにして、植物など自然要素を使った空間デザインを通じて人と植物をつなぎ、持続可能な社会づくりに貢献します。

バイオフィリア  ―他の生命(自然)に関心を抱く、人間の内的傾向

バイオフィリア(正式にはバイオフィリア仮説 / Biophilia hypothesis)は、1984年にエドワード・O・ウィルソン(Edward Osborne Wilson)が提唱した『人間には潜在的に自然や他の生物との結びつきを求める本能的傾向がある』いう概念です。

公園を散歩している時、キャンプに行った時、ぼーっと空を眺める時、山登り、スキー、釣り、サーフィン、カヌーなど自然の中で体を動かす時など…自然の中に身を置くだけで心身がリフレッシュして「さあ明日も頑張ろう!」とポジティブな気分になれることは誰しもが経験していると思います。

自然っていいよね。気持ちがいいし癒される。
でも人はなぜ、生物・自然に魅かれるのでしょうか?

その一つの解が『バイオフィリア』です。
多くの人が生物・自然に対して親しみを感じると思いますが、それがなぜかは分からない。
ドワード・O・ウィルソンは誰もが直感的・潜在的に持つこのような自然に対する感情を『バイオフィリア』という言葉を使ってこの世に表出化させたのです。

私たちの生活は古代の暮らしとは全く異なりますが、私たちの中には祖先代々続く生物や自然がもつ多様性に対しての愛着心が受け継がれているようです。
これまで研究者たちによって、自然・植物が人間に及ぼす心理的、生理的影響に関してさまざまな研究が行われてきました。
各種調査、研究から導かれたエビデンスが少しずつ揃ってきていますが、そのメカニズムについてはまだ未解明な部分が多く、バイオフィリア“仮説”が“定説”になるべくこの分野の研究が日々世界中で進められています。

Biophilic Design / バイオフィリックデザイン

バイオフィリックデザイン(Biophilic Design)―自然と人間の接続性を高める空間デザインに関する概念

ここ数年、欧米ではバイオフィリアに対する関心が急速に高まってきています。
急速な都市化やIT化により、都会に住む人々や先進的なオフィスで働く人々は益々自然とかけ離れてしまっています。そんな無機質な環境で日々生活する人たちがどのように自然とつながり、より人間らしく幸福に暮らしていくことができるのか?

その解決策として、環境・空間デザインにバイオフィリアの概念を取り込んだものが『バイオフィリックデザイン / Biophilic Design』です。

バイオフィリックデザインの効果

オフィス、商業施設、ホテル、医療機関、教育機関、文化施設、展示会・イベントなど様々な空間の中に室内緑化や壁面緑化など様々な方法で生物・植物を取り入れると、人々にポジティブな影響を及ぼすことが確認されています。
私たちヒキダシグリーンカンパニーは、自然・植物が人間に及ぼす心理的、生理的影響に関する調査・研究のエビデンスに基づいたプランを提案させて頂きます。

直接的な効果

音を弱める、光を遮断する、空気を浄化する、温度の変化を緩和する、湿度の変化を緩和する、心地よい香りを感じる、景観が良いなど、環境を快適にする様々な効果が認められています。

間接的な効果

身体的・心理的ストレスの軽減、不安・抑うつ作用、疲労回復、リラックス効果、癒し効果創造性の向上、認知機能の改善、治癒力の向上、能率・生産性の向上、集中力アップ、緊張の緩和、血圧の降下、眼精疲労の回復、滞留時間の延長、不動産価値の向上、作業効率の向上、コミュニティの醸成、従業員満足度の向上、QOLの向上、睡眠の質の改善、幸福度の向上など、心理的・生理的に非常にポジティブな影響を及ぼします。

バイオフィリックデザインの事例

世界を牽引するグローバルのIT企業(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルなど)は、すでにバイオフィリックデザインのコンセプトを導入して先進的なオフィスづくりを進めています。
バイオフィリックデザインを取り入れた最も有名な建築には、アメリカ ワシントン州シアトルにあるアマゾン/ Amazon のオフィスが挙げられます。
2018年、アマゾンは本社ビルの前に3つの巨大なガラス製ドームが交差した植物ドームを作りました。
スフィア / The Sheresと名付けられた、高さ80~95フィート(24~29m 、3〜4階建ビル)、のドーム型建築の中には30カ国以上から集められた40,000本以上の植物が植えられ、従業員のワークスペースとして開放しています。
ドーム内にはカフェテリアやミーティングスペースなど、温度や湿度が快適に保たれた心地よい環境の中で、最大800人もの従業員がこの自然が溢れるオフィスの中で日々創造的な仕事をしています。
アマゾンは、従業員の認知機能を改善し、創造性を刺激するためにバイオフィリア/ Biophiliaの概念ならびにバイオフィリックデザイン / Biophilic Designの思想を取り入れてオフィスを設計し、最も先進的なオフィス空間を作りあげました。

Amazon Spheres in downtown Seattle, Washington

ヒキダシグリーンカンパニーMISSON

デザインを通じて、植物と人をつなぐ ーどう考えるかより、どう感じるか

私たちヒキダシ グリーン カンパニーは、花や緑などの植物を使った空間デザインを通じて人と植物をつなぎ、バイオフィリアの概念生物多様性 / Biological Diversityの重要性をより多くの人に身近に感じてもらいたいと考えています。

例えるなら、伝統的な仏教の『瞑想』が『マインドフルネス/ Mindfulness』として形を変えて現代人の心理的・身体的健康に貢献してきたように、私たちはこれまで多くの先人が唱えてきたような『自然との共生』の思想を『バイオフィリア/ Biophilia』という形で現代風にアレンジして、人間がより人間らしく、幸福に暮らせる持続可能な社会づくりに貢献します。

ご相談・お問い合わせ

バイオフィリア、バイオフィリックデザインにご興味のある方、建築家、空間デザイナー、インテリアデザイナー、オフィスデザイナー、VMDご担当者、空間にグリーンを取り入れたいとお考えの企業経営者や働き方改革のご担当者など、皆さまお気軽にお問い合わせください。
コラボレーションのご相談なども承ります。